








福岡市美術館
福岡市美術館では、市長賞を受賞した作品として、福岡県八女市出身の美術家・牛島智子による「家婦」(2020年)が展示されています。作品は、掃除をする女性をかたどった立体オブジェと、作者の祖父母の代から使われてきた布団や衣類などの古布をはぎ合わせた幕絵から構成され、正三角形と正方形を組み合わせた家型のモチーフが螺旋状に展開する造形が特徴です。育児や家事など、作者自身の人生に根ざした題材を通じて、女性たちが歩んできた道のりを表現した作品です。


日本庭園
大濠公園日本庭園は、大濠公園の開園50周年を記念して築庭され、昭和59年(1984)に開園した築山林泉廻遊式の庭園です。かつて博多湾の入り江であったこの地は、慶長年間に黒田長政が福岡城を築城した際に外濠として整備され、昭和4年(1929)に大濠公園として開園しました。敷地内には大池泉庭や曲水の流れ、水を用いずに山水を表現する枯山水庭、数寄屋造りの茶室などが配置され、園路によって廻遊できるようになっています。滝口の地割・石組には日本庭園が技術的・芸術的に最も優れた時代とされる中世の作庭技法が、大池に続く流れや枯山水庭には静寂で明るい近世中頃の作庭技法が用いられています。


日本庭園茶室・茶会館
日本庭園の茶会館は、現代日本における茶室・数寄屋建築研究の第一人者である中村昌生氏の設計によるもので、大寄せの茶会などを行う茶会館棟と、椅子席の立礼棟から構成されています。数寄屋造りの外観は、庭園との調和を意識して造られています。茶会館の前庭は茶室に通じる外露地で、西側を高い生垣とし、地表には杉苔を張り、自然石の飛石や蹲踞、燈籠を配して侘びの雰囲気を作り出しています。


皐月(さつき)橋
大濠公園にかかる、皐月の名を冠した橋です。園内散策の道すがら、水辺の景色を楽しめる一角です。


茶村橋
大濠公園にかかる橋です。


万葉歌碑(荒津の浜)
荒津の浜に建つこの万葉歌碑には、「しろたへの袖の別れを難みして 荒津の浜にやどりするかも」(万葉集巻十二・三一六五)という歌が刻まれています。これは、あなたと別れがたく荒津の浜で一夜の宿をとってしまった、という意味の歌です。当時この一帯は大きな入り海となっており「荒津の浜」「荒津の崎」と呼ばれる港で、都へ帰る、あるいは唐や新羅へ派遣される官人を見送った人がこの地で別れを惜しんで詠んだものとされています。歌碑は2005年3月に福岡市教育委員会によって建てられました。


浮見堂(旧福岡動植物園浮見堂)
浮見堂は、もともと福岡市動物園にあったものです。昭和8年8月、福岡市動物園は初め東公園に開園し、正門から入ってすぐのオットセイ池に、銅板葺きで六角形の浮見堂が建てられました。昭和24年に東公園から大濠公園へ移設され、昭和60年6月には修復が行われました。
参考 : 沿革・歴史|公園について|大濠公園|水と緑のオアシス参考 : 福岡市の大濠公園にある浮見堂について知りたい。

観月橋
大濠公園にかかる、月を眺めるための橋です。静かな水面に映る月を楽しむのにふさわしい場所です。


「DEMETER(デーメーテール)」原田新八郎
「DEMETER(デーメーテール)」は、彫刻家・原田新八郎が1975年(昭和50年)に制作した像です。台座裏には「福岡博開催記念 福岡県 福岡市 西日本新聞社 共催 1975 原田新八郎 作」と刻まれており、山陽新幹線の博多駅延伸を記念して開催された「福岡大博覧会」のシンボルとして会場入口に展示されていました。
デーメーテールはギリシャ神話に登場する母なる大地を意味する女神で、当時は赤い台座に載せられていたそうです。博覧会が開催されたことを伝える唯一のものとして、現在も大濠公園に残されています。
参考 : 大濠公園にあるデーメーテール像からみる福岡の博覧会の歴史|三好不動産

舞鶴公園の花壇
舞鶴公園にある花壇です。季節ごとに彩り豊かな花が楽しめます。


旧母里太兵衛邸長屋門
旧母里太兵衛邸長屋門は、黒田二十四騎の一人・母里太兵衛友信(1556〜1615)の屋敷門で、もとは現在の天神2丁目にあったものを昭和40年(1965)にこの場所へ移築したものです。母里太兵衛は筑前入国後に領内の支城の一つ大隈城の城主となった武将で、福島正則から名槍「日本号」を飲み取った逸話は筑前今様「黒田節」で広く知られています。長屋門は屋敷周囲の長屋と門が一体化した形式で、この門は江戸時代の武家屋敷の長屋門の形態を良好にとどめていることから、昭和31年(1956)に県指定文化財となりました。


藤園
藤園は、舞鶴公園(福岡城跡)内にある2か所の藤棚のうち、最も大きい藤棚がある場所で、面積は約1,300平方メートルになります。ソメイヨシノの花が散るころには、桜園(本丸)の藤棚とともにフジがひっそりと満開を迎え、あたり一面に甘い香りが漂います。
参考 : 城内散策のすゝめ - 【公式】福岡城・鴻臚館